【ハルタ volume75 感想④】ミギとダリ、瑠璃の宝石、紅椿、レキヨミ、乙嫁語り、鉄機のダン、ハクメイとミコチ、non-Stop Loving

 今月号のハルタの感想の最終回。

 全然知らなかったけれど、今号から電子書籍版ができたんですね。紙はかさばるから電子の方が都合が良いけれど、それだと特典がつかないのが悩みどころ。漏れなく入手するには今のところ、定期購読が一番良さそう。

・佐野菜見「ミギとダリ」
 秋山君の家に逃げ込んだミギをダリが訪ねます。
 復讐などどうでも良いと自分を解き放ったミギと、母の墓の前で一人でも復讐を達成することを誓うダリ。完全に袂を分かってしまっています。 サリーちゃんが出てきたときは、まさかこんなにストーリー展開にからむとは思いませんでした。
 ミギとダリは姿は同じでも性格はわりと違うので、別の道を進むことに対して「悪童日記」のような衝撃はありませんでした。でも和解はきちんとして欲しい。

・渋谷圭一郎「瑠璃の宝石」
 廃鉱山を探索する瑠璃とナギさんと後輩の伊万里。
 ズリの中を探す予定が、うっかり穴から坑道に落ちてしまい、その中で蛍石の鉱脈を発見するという流れ。廃坑はすごくロマンがある場所だと思うけれど、現実にはめちゃくちゃ危険でしょう。結構はらはらしたのですが、当人たちはのんきなもので、何事もなく出口を見つけています。無事だったのは作風に過ぎないと言ってやりたい。
 最後に瑠璃が、産地不明のサファイアの鉱脈を探すことになります。瑠璃の豪運ならすぐ見つけそう。

・高橋拡那「紅椿」
 リゼとイズルが電車で吸血中のバオバンシスを捕獲します。わりと乗客が冷静で、この世界の人にとっては痴漢や質の悪い酔っ払いみたいなものなんだろうと思いました。
 リゼがあざといけれど可愛かったです。

・柴田康平「レキヨミ」
 初めて気づいたのですが、今号で最終回だそうで驚きました。
 絵が可愛いしファンもついてそうだと思うのですが、打ち切りではなく別の事情があったのかな?

・森薫「乙嫁語り」
 海を泳ぐタラスと双子。
 双子がついているとはいえ、水遊びもしたことがなかったはずのタラスの適応の速さがすごい。煽りによるとアラル海のようで、アラル海だとすると海というより塩湖ですね。アザラシまでいるのか。
 アラル海が無謀な灌漑計画により消滅中らしいことを知って、思いがけず悲しくなりました。

・なかま亜咲「鉄機のダン」
 最終回。こちらの作品の最終回は理解できる気がします。スケベな小学生としてはいろいろと生々しくて、私の想像の範囲だとどういう人が好むのかよくわからなかったので。
 もっと普通のクソガキで良いのにと、個人的には思います。

・樫木祐人「ハクメイとミコチ」
 鉄道で働くみーちゃんと先輩が、町でデート?をする回。
 二人の甘酸っぱいやり取りと、なにかと気を回すコハルが見どころ。

・読者コーナー「non-Stop Loving」
 読者コーナーがリニューアル。 
 作家さんに愛用の文具を紹介してもらうコーナー「私の相棒」ができました。第一回は「ダンジョン飯」の九井諒子さん。隙あらばつけペンから逃げようとし、「筆ごこち極細」含めいくつか市販のペンを使い分けている模様です。

 文具のことは全然わからないけれど、こういう別の世界のことが伺えるような内容は好きです。作家さんだけでなく、編集者はじめ制作に携わる方ももっと前面に出てくれば良いのにと思います。

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