【ハルタ volume76 感想②】ふしぎの国のバード、煙と蜜、ライカの星、九国のジュウシ、ダンジョン飯

 今月分のハルタの感想の続きです。

・佐々大河「ふしぎの国のバード」
 バードと伊藤が、宿の娘の婚礼に参列できるように父親にお願いするが断られる展開。
 父親は娘が恥さらしでお目汚しになると言いますが、冒頭に描かれている駆け落ち騒動のような過去があるのでしょう。下の娘?のことを、「このくらいの年頃は素直で可愛いものです」と言っているのも、含みがあってのことのよう。
 ところで娘がお歯黒を入れるシーンがあるのですが、漫画の絵的には全く黒くなった歯が描かれていないのが、残念というか複雑な心境になりました。たしかに現代人にはビジュアル的に抵抗があるけれど、実写ではなく漫画なのだし、少しくらい描いても良かったのでは?と思います。

・長蔵ヒロコ「煙と蜜」
 8ページの短い回。
 文治と姫子が、周りの人たちが狸か狐かを語ります。
 これって狸姫子と狐文治の絵を見せることだけを目的とした回ですね。可愛いから良いのだけど。

・吉田真由里「ライカの星」
 ライカ達宇宙犬が地球に降り立ちました。
 うっかり宇宙船の自爆ボタンを押してしまって緊急脱出することになるくらい、キャラ達がポンコツです(特に部下が)。そのくせライカが復讐のためにたまたま出会った人間をあっさり殺すのに違和感。このまま本格的に復讐を行っていくのでしょうか。犬っぽいときの描写が結構可愛いので、あんまり殺伐としてほしくないような気もします。

・西公平「九国のジュウシ」
 ギャグ調で首が飛びまくる回でした。
 戦に必要なものがいろいろと足りていなかった統虎が、十四郎の命が狙われたことに激情し、指南役の首を迷わずはねます。統虎が一皮むけたと同時に、十四郎が人の情を知った瞬間であるともいえそう。
 次回、父が統虎に婿養子になることを話すようです。

・九井諒子「ダンジョン飯」
 カオス回。迷宮に突入しようとするエルフとそれを止める島側で対立する地上、ライオスを探し探索を進めるカブルー達、そしてファリンのためカレーを作りまくるライオス達。それらを感知しどうしていいかわからず混乱するシスルと、気遣うファリンが描かれます。
 情報量が大変に多いのですが、混乱の最中にシュローたちが深層への大穴に落ちています。これって転移術でもなければ死ぬのでは? 一緒に落ちたリンか、名無しの黒人エルフが魔法でどうにかするのかな。
 あとオッタが女性だったとか、カブルーがすっかりミスルンの介助者として部下たちにも認知されているようだとか。シスルもファリンもどんどん可愛くけなげな存在になっている気がします。
 次回ライオスたちがシスルと対決するみたいなのですが、普通の戦いはしなそう。


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