【ハルタ volume76 感想③】向かいの彼女、アンリの靴、冥府が来た!、ミギとダリ、紙一重りんちゃん

 今月のハルタの感想の続きです。

・荒木美咲「向かいの彼女」
 読み切り。卒業式の答辞を読むはずの真面目風な女子高生?が、通学時にアクシデントに会い、ふざけた感じの少女と知り合うストーリー。
 ふざけた感じの少女が、一見真面目ちゃんをおちょくりつつも、実は友達になりたがっていたというのは良い展開だと思うのですが、その理由が「顔がかわいい子だから」というのはいまいちよくわかりませんでした。彼女も通学途中だったはずなのに全然通学する気配がないことも含め、なにか描ききれなかった背景があるのかもしれませんが。
 あとはいくらなんでも当日の朝に答辞の代理を別人に頼めるのだろうかとか、先生から心配されていないことと期待されていないことは違うだろうとか、いろいろと引っかかったのですが、あまり気にするのも野暮なのかも。

・かわもとまい「アンリの靴」
 アンリが皮革を買い出しに行く話。
 ワニとかエイとかアザラシとか、いろいろな皮革が出てきて面白かったです。アザラシ皮の靴とか、めちゃくちゃ暖かくて水も通さなそう。
 出てきたお店(問屋さん?)が大変楽しそうだったけれど、実在していたとして、一般人が入れたりするものなのでしょうか。
 アンリが小銭稼ぎに靴以外の小物づくりを試みるようです。小銭といっても、手作りだし数万円はするのだろうなぁ。

・越谷美咲「冥府が来た!」
 千恵里が父の新野と喧嘩し、黄泉の国の母親に会いに行って更なる怪異に巻き込まれる展開。母親が千恵里に結んであげた髪飾りを冥府が狙い、それをさらにイザナギ(魔王の手下みたいなキャラ)が奪い取ります。
 登場した母親は本物っぽいのですが、冥府と敵対しているようだったのはなぜなのでしょう。
 次回黒幕と対峙らしいので、意外と早く冥府の正体や話の構造がわかるのかも。

・佐野菜見「ミギとダリ」
 ダリが胸に復讐心を秘めつつ、一人きりで最愛の息子を演じ続けるシュールなギャグ回。ダリの中に残るミギを完全に封殺することにした様子。
 最後ページに出てきたハロウィン用の蚊の仮装が似合っててやばい。足が六本あるのと、頭、胸、腹に体節が分かれているのがきちんとしていて良いですね。

・長崎ライチ「紙一重りんちゃん」
 相変わらず私にとってはよくわからない四コマ漫画なのですが、「人魂が数珠つなぎで蛇行しながらのこのことついてくる」怖い話は好きでした。





この記事へのコメント